伊豆には「磯遊び・生き物観察」が楽しめる海水浴場や海がたくさんあります。
ここでは、そんな「伊豆の磯遊びスポット」を紹介します。
海での遊びと言えば海水浴だけがイメージされやすいですが、磯遊びは子供が楽しめることはもちろん、大人も夢中になって一緒に楽しめる遊びです!
海辺の小さな生き物たちは、子供たちに「命の大切さ・生き物の生態」はもちろん、「どんな場所でも
"そこで生活している生き物がたくさんいる" こと」を実体験で教えてくれます。
また、海には素敵な魅力だけでなく危険な面もたくさんあるため、それらを含めて子供に教えていく場として役立ちます。当サイトでは《磯遊びの注意点》や《よく見る危険生物》なども掲載していますので、参考のひとつにしてみてください。
子供の喜びや自然学習だけでなく、海辺の生き物たちの生活を覗ける磯遊びを通して、大人の方も今までよりもっと深く環境問題などへの意識に繋がってくれると嬉しく思います。
安全対策には万全を期したうえで、伊豆の海でたくさんの生き物たちと出会ってきてください。
(海岸によって、主に貝など「採取してはいけない生物」が決まっています。密漁にならないようルールは必ず守ってください。なお、本ページには観光協会などへの外部リンク、じゃらんnetや楽天トラベルへの広告リンクも含まれています。また、掲載内容は主に例年や調査時の内容です。最新情報や詳細等は、観光協会や役所のWEBサイトなどでご確認ください。)
もくじ
基本的には、一般的な海水浴場としてイメージされやすい砂浜のビーチよりも、「石や岩のある海」の方が生き物たちに出会える確率は高くなります。
さらに、干潮時に海水が「水たまり」として残る「潮だまり・タイドプール」ができる海が磯遊びには最適です。
この潮だまりに残された小さな生き物たちをたくさん観察することができます。
ここでは、潮が引くと潮だまりができやすく、磯遊びや生き物観察に向いている「伊豆の磯遊びスポット」を穴場も含めていくつか紹介します。
(記載の「潮位」は、掲載している「一番大きな写真」を撮った時間の「おおよその潮位と時間(当サイト調べ)」です。潮汐表などは「(3)磯遊びの準備」の項目でも解説しています)
東伊豆エリア / 伊東市
宇佐美海水浴場(留田海岸)
写真大の潮位:15cm(干潮1時間後)
宇佐美海水浴場の北側にある「留田海岸(とまたかいがん)
/ 宇佐美留田浜辺公園」は、潮が引くと砂浜の途中に広めの岩場が出現し、磯遊びや生き物観察を楽しむことができます。
干潮時には波うち際から離れた場所でも大きめのタイドプールができることがあります。
海辺は東伊豆エリアで主要な道路(国道135号)沿いにあり、駐車場からも近いため、ちょっとした立ち寄り観光でもアクセスが良好な磯遊びスポットです。
東伊豆エリア / 伊東市
汐吹公園
写真大の潮位:70cm(干潮4時間後)
名物「汐吹き岩」が観光スポットになっている汐吹公園では、汐吹き岩手前の海岸で磯遊びや生き物観察を楽しむことができます。
大潮の干潮など潮が大きく引きすぎているよりも、ほどよく引いているタイミングの方がタイドプールのようになっていることが多いと思います。
周辺の海は潮の流れが速くて危ないため海岸から離れないように注意が必要ですが、波風が穏やかな休日には磯遊びを楽しむファミリーの姿が見られます。
東伊豆エリア / 河津町
今井浜海水浴場
写真大の潮位:-10cm(干潮時刻)
綺麗な砂浜で知られる今井浜海水浴場の南端では、潮が引くと広い石畳のような岩場が姿を現します。
干潮時には大きめのタイドプールができることもあり、カニやヤドカリなどはもちろん、何種類もの小魚の群れを見ることもできます。
フジツボやウニなども多いためマリンシューズや手袋など保護するものは必須ですが、波風が穏やかな休日にはファミリーが磯遊びを楽しんでいます。
南伊豆エリア / 下田市
恵比須島
写真大の潮位:90cm(干潮4時間後)
ジオスポットで有名な恵比須島は、干潮時になると広大な千畳敷(平たんな岩が広がる磯)が姿を現し、磯遊びや生き物観察を楽しむことができます。
島の周囲のあちこちに大小様々なタイドプールがたくさんできます。
かなり滑りやすい場所も多くて大人でも注意が必要なため、マリンシューズを装備のうえ、まずは滑りにくいところを探すことが重要です。
また、地形変化にも富んでいるため、千畳敷の石畳が崖のように急に海底に向かって落ちているところもあり、その辺りも含めて足元には十分注意してください。
広い石畳と無数のタイドプールが磯遊びには最適ですが、外洋に面していることから、他の磯遊びスポットよりもさらに波風のない「特に穏やかな日」に訪れることをおすすめします。
南伊豆エリア / 南伊豆町
逢ヶ浜
写真大の潮位:15cm(干潮時刻)
逢ヶ浜海岸は、干潮時にはトンボロ現象によって海岸中央にある雀岩まで道ができ、その潮だまりで海の生き物を観察することができます。
トンボロは大きく潮が引く大潮の日がおすすめで、大潮の干潮時には広い範囲で海底が姿を現します。
なお、ゴツゴツとした岩が多く現れることや外洋にも面しているため、マリンシューズ・手袋・ライフジャケットの着用を推奨です。
(※潮が満ちてくるとトンボロは水没し、雀岩の方から浜の方には戻れなくなります。潮が満ちてきたり海水の範囲が広くなりはじめたら早めに浜に戻るようにしてください)
西伊豆エリア / 西伊豆町
瀬浜海岸(堂ヶ島トンボロ)
写真大の潮位:20cm(干潮時刻)
干潮時に三四郎島までの道ができる「トンボロ現象」が名物の瀬浜海岸では、トンボロで現れた潮だまりで、磯遊びや海の生き物観察を楽しめます。
海に入って泳ぐことは禁止されていますが、潮だまりでは「カニ・ヤドカリ・小魚」などを見ることができ、ファミリーで磯遊びを楽しむ姿もよく見かけます。
トンボロは「潮位が30㎝以下」になると歩いて渡れる可能性が高くなるため、主に「3月~9月頃・大潮の日付近・干潮時刻の前後1時間ぐらい」での磯遊びがおすすめのタイミングです。
(※潮が満ちてくるとトンボロは水没し、島から浜には戻れなくなります。潮が満ちてきたりトンボロが狭くなりはじめたら早めに浜に戻ってください)
東・南・西
その他の海水浴場
以下は、上の紹介でしていたような「タイドプールができやすい・生き物をたくさん見られる」などの「基準はここでは関係なし」に、伊豆の海水浴場の中で磯遊びも楽しめるビーチを一覧で紹介します。
主に、石や砂利浜の海水浴場、ビーチは砂浜だけど一部や周辺に岩や石がある、などの海水浴場をセレクトしています。
普通の海水浴と一緒に磯遊びも楽しめるので、目的や状況に応じて検討してみてください。
伊豆の磯遊びで「よく見る生き物」を紹介します。
海辺の生き物はかわいらしいものも多く、是非、実際の海で観察してみてください。
なお、一般的に危険生物と言われているものには当然注意が必要ですが、多くの魚は「歯・エラブタ・ヒレ」などが鋭いため、そういう意味ではどんな生き物も危ないので注意しましょう。
また、捕まえたり観察するときの主な注意点については「(4)注意点:生き物の保護」なども併せてご覧ください。
(※磯遊びでは生き物を食べることは想定していません。《毒》の記載がなくても食べると毒のある生き物も含まれています)
よく見る生き物
"危険" な生き物
以下は、伊豆の磯遊びなどの浅瀬でも見かけることがあり、一般的に危ないと言われている主な生き物です。
「毒がある」ということに限らず、「歯が非常に鋭くて危険・アゴの力が強くて危険・刺されると危険・触ったり踏むと危険」のような生き物もいます。
これらは「岩場・岩の隙間・石の下・海藻の中」などに潜んでいることもよくあるため、そのようなところにむやみに手や足を入れないように注意しましょう。
(なお、伊豆の海水浴全般で出会う可能性のある危険生物は「海水浴の注意点:危険生物のページ」でも紹介していますので、そちらも参考にしてみてください)
(種類・個体差・成長具合により、形・色・柄などが異なる場合もあります。また、危険生物はこれだけではないため知らない生物には注意しましょう)
踏むと危ない生き物
《準備 1》
潮汐表の確認
磯遊びでの潮汐表(潮位表・タイドグラフ)の確認は「かなり重要」な準備になります。
磯遊びや生き物観察は、主に「潮だまり・タイドプール」と呼ばれる「潮が引いたときに残った海水の水たまり」で遊ぶことが多くなります。
もちろん潮だまりでなくても磯遊びはできますが、潮だまりの方が比較的に「安全に・楽に・たくさんの生き物」を楽しむことができます。
この潮だまりができるタイミングが、「干潮の前後1時間ぐらいの間」であることが多いため、基本的には干潮時刻を基準に遊ぶ時間を決めることになります。
実際の時間にもよりますが、磯遊びをしている時間を考えて「干潮時刻の2時間ぐらい前」から遊び始めると、干潮を挟んで次に潮が満ちてくるまでの長い時間遊べることになります。
なお、満潮と干潮は約6時間ごとに繰り返しているため、干潮から約6時間後が満潮になります。
また、実は「干潮」と言っても「かなり潮が引く干潮(潮位が大きく下がる干潮)」と「あまり引かない干潮(潮位があまり下がらない干潮)」があります。
このため、干潮の「時間・潮位」の2点を「潮汐表」で確認することをおすすめします。
潮汐表はネットやアプリなどでも簡単に調べることができます。下に一例として外部リンクを掲載しておきます。
(下記の外部リンクへのアクセスやご利用はご自身の責任におかれましてお願いいたします)
《準備 2》
天気・波・風の確認
磯遊びに限らず、海のレジャーでは「天気・波・風」の情報は「必須」です。
なお、予報などは短時間で変わってしまうこともあるため、前日と当日も、こまめにこれらの情報を確認することが大切です。
多くの人のスマホには「天気に関するアプリ」が入っているかと思いますし、アプリによっては「波・風」の情報を表示できるものもあります。
《準備 3》
別の観光・別の遊びプラン
しっかりと天気等を確認していても、相手は自然のため、現地の海の状況が実際はよくないこともあるかと思います。
また、旅行の疲れや車酔いなどで体調が優れないような場合もあるかと思います。
そんなとき、事前に磯遊び以外の「別の観光プラン・別の遊びプラン」を用意しておくことで、スムーズに予定変更をすることができます。
海での遊びはまた次の機会の楽しみにとっておけばいいのです。
《持ち物 1》
着替え・タオル・水着
磯遊びや生き物観察では海に近づくため、何らかの理由で全身が濡れてしまうこともあります。
そんなときのために「一通りの着替え・タオル」は「必須」といえます。
また、最初から水着で磯遊びをすることで、水しぶきを浴びても慌てずに済み、全身が濡れてしまった場合でも動きにくさや不快感を感じずに済みます。
磯遊びは岩場のことが多いため、ラッシュガード・タイツ・長袖長ズボンなど、肌の露出が少ないスタイルの方が、怪我防止に役立つことがあります。
《持ち物 2》
飲み物
熱中症予防のための「飲み物」も「必須」です。
なお、飲み物は温かくなると衛生的にも良くないため、ソフトクーラーなどに入れて常に冷やしておくことも重要です。
《持ち物 3》
滑りにくい靴・手袋
岩場では、カキ・フジツボなどで足を怪我してしまうことが、普通にあり得ます。
貝類だけでなく、鋭く尖った場所・滑りやすいところも多いため、マリンシューズなど「滑りにくい靴」は「必須」です。
(そもそも磯のような海は、裸足で歩くと痛いうえにとても歩きにくいはずです。さらに、万が一、裸足で滑ってしまうと足の指が石に激突してかなり痛い思いをします)
なお、ビーチサンダルは磯のような滑りやすい場所には適していません。
また、自分の手や指を保護するため、さらに、生き物に触れた際に生き物を守るためにも、マリングローブなどの「手袋」も「必要」です。
(生き物を守るための手袋の必要性については「(4)注意点・ルール・マナー」で詳しく解説しています)
《持ち物 4》
ライフジャケット
磯遊びや生き物観察だけで海に入るつもりがなくても、海に落ちてしまったり、波にさらわれてしまう危険性はあります。
海でのレジャーは命に関わることもあるため、海辺での遊びには「ライフジャケット」の着用が「必須」です。
なにが起こるかわかりません。なによりも、安全対策が最優先です。
《持ち物 5》
たも網・透明ケース
カニ・ヤドカリ・魚などを間近でゆっくり観察したいときには「たも網・透明ケース」があると便利です。
たも網は2つあると「挟みうち」にするような形で生き物を捕まえやすくなります。
入れ物はバケツでも良いのですが、横方向からも観察しやすいことを考えるとプラスチック性の透明ケース(生き物飼育用のプラケース)がおすすめです。
海の生き物の「姿形・表情・特徴・動き」などを、じっくりと観察することができます。
また、たも網の網目にトゲが引っかかってしまうような時に「魚バサミ(トング)」などもあると補助するのに便利です。
どれも100円ショップに売っているため、お金をかけずに準備することができます。
(なお「(4)注意点・ルール・マナー」で詳しく解説していますが、生き物を捕まえて観察したら「できるだけ早く海に返して」あげてください)
《持ち物 6》
救急セット
磯遊びでは、どうしても手足を怪我してしまうことがそれなりにあります。
そんなとき、軽い怪我だとしても「傷口が開く・擦れる・しみる・砂が入る・汚れが入る」などの状況に対して、防水の絆創膏などの「救急セット」があると安心です。
また、トゲなどが刺さってしまったときに「トゲ抜き」などもあると便利です。
手足を怪我しにくくするためにも、マリンシューズやマリングローブなどの着用が推奨されます。
《持ち物 7》
ビニール袋
濡れた衣類やたも網などを持ち帰る際にビニール袋があると便利です。
また、ビニール袋は磯遊び中に濡らしたくないものを入れておくときにも使えます。
磯遊びの注意点 もくじ
(一般的な「海水浴の注意点はこちら」で紹介)
(※海で注意することは本ページに書いてあることだけではありません。海での事故は自己責任になってしまいます。信頼できる情報をできる限り広く収集して知っておくことで、事故が少しでも減ってくれると幸いです)
1.「子ども」に注意
磯遊びや生き物観察は、お子様と楽しむという人も多いかと思います。
子供がいる場合は、必ず、大人が一緒に行動して近くで見守るようにしてください。
なお、大人が複数いると「誰かが見ているはず」などとみんなが思ってしまい、実際は誰も見ていないなんてこともあり得ます。
また、海では何が起こるかわからないため、特にライフジャケットは必ず着用するようにしてください。
子供にとっても素敵で楽しい想い出になるよう、大人がしっかりと見守りながら磯遊びを楽しむようにしてください。
2.「生き物の保護」に注意
まず、安全性のためにも、生き物を捕まえるときは「たも網」を使うか、手の場合には「マリングローブ」を使うようにしましょう。
そして、捕まえて透明ケースなどで観察したあとは、できるだけ早めに海に返してあげてください。
ケースやバケツなどに入れたまま長時間放置してしまうと、容器の中の水温が「お湯」のようになってしまい生き物は死んでしまいます。
それを避けるためにも、ケースはできるだけ日陰になる場所に置き、ケースの中の海水は定期的に変えることも大切です。
ケースを置くのに安定した潮だまりがある場合には、ケースに石などの重りを入れて海水に半分ほど沈めることで水温上昇を抑える方法もあります。
気を付けるのは水温だけでなく、狭い容器の中では「酸欠」で弱ってしまうこともあります。
もし魚などが水面で口をパクパクしていたら酸欠の可能性が高いため、すぐに海に返してあげましょう。
また、魚などを素手で触ってしまうと、人間の体温で火傷してしまうこともあります。
マリングローブなどの手袋は自分の手の保護だけでなく、生き物を触ったときに生き物の方を守るためにも役立ちます。
なお、かわいい生き物は持って帰って育ててみたくなる気持ちもわかりますが、海の生き物を家で育てることはほぼ不可能です。
磯遊びは命の大切さを教えてくれる遊びでもあります。
またいつか会えることを願って、生き物は海に返してあげましょう。
3.「滑る」に注意
岩場や磯のような場所では、普段経験もしないような「驚くぐらい滑りやすいところ」がたくさんあります。
磯遊びでは滑ったり転んだりして怪我をすることが非常に多くあります。
滑りにくい靴を履いたうえで、移動するときは「特に慎重に行動する」ことが重要です。
また、滑りやすいと感じた場所では遊ばないようにしましょう。
4.「崖・穴」に注意
海岸によっては転落の危険性が高い「崖・高台・大きな岩」などもよくあります。
海沿いでは強い風が吹きやすいため風にあおられて転落してしまったり、滑って転落してしまったり、突然の大波にさらわれてしまうようなことが普通にあり得ます。
高くなっているような所には最初から近づかないようにしましょう。
また、岩場や磯には「穴・割れ目・亀裂・乗ると動く石」などもあるので、常に足元には注意してください。
5.「大波・天候」に注意
当然ですが、波が高い日、風が強い日には海に近づかないでください。
また、波の高さや周期は同じではありません。たとえ穏やかな日でも「1000回に1回」ぐらいは「2倍近い高さの大波」が発生することがあると言われています。
海では予想もしていない大波が突然襲ってくることがあるので、特に子供との磯遊びでは「波打ち際から離れたところにある潮だまり」で遊ぶことをおすすめします。
なお、天気・波・風などの状況が少しでも怪しいときには、別の遊びに予定を変更するようにしましょう。
6.「満ち潮」に注意
干潮時刻を過ぎると今度は満潮時刻に向けて潮がみるみる満ちてきます。
海に馴染みがない人にとっては、驚くぐらい海面の高さが変わります。
地域や日によっても変わりますが「1.5m~2m」ほど変化するときもあります。
潮位が上がってくると、当然、波打ち際の位置も大きく変わってくるため、遊ぶ場所や荷物を置いておく場所はその辺りも考慮する必要があります。
基本的には、引き潮から干潮までを遊ぶ時間にして、満ち潮に変わったら片付けを始めるようにしましょう。
なお、満月や新月の日にあたる「大潮」は「干満の潮位差が大きい日」になります。
浅い海底であれば広範囲が地上に姿を現すほど大きく潮が引いて磯遊びに最適なことも多いのですが、満潮時刻に向けて今度は大きく満ちてくるため、その点には注意が必要です。
また、磯遊びスポットでは「磯・島・石畳・トンボロ」のような「潮が引いている時だけ歩ける」ようなところもたくさんあります。
このようなところでは「潮が満ちてきて気付いたら戻れない」なんてこともあり得ます。
定期的に潮や周囲の状況をチェックしながら、潮が満ちてきたら安全に帰れる場所まで早めに戻るようにしましょう。
7.「熱中症」に注意
磯遊びスポットでは日陰がないことも多いため、ずっと直射日光にさらされてしまいます。
熱中症や脱水症状にならないよう、十分な量の水分補給や休憩にも気を使いましょう。
水分補給のほかに、帽子を被るなどの対策も有効です。
8.「漁業権」に注意
磯遊びで特に気をつけたいのが「漁業権」です。
海では「採取してはいけない生き物があること」を知っておく必要があります。
主に「サザエ・アワビ・トコブシ・ウニ・イセエビ・ナマコ」などは多くの海で「採取してはいけない生物」になっています。
これらは地域によって種類などが決まっています。
伊豆の海では「静岡県:漁業権について(外部リンク)」などで詳細を確認できます。
磯遊び中にこれらを見つけることもあるとは思いますが、1つでも採ってしまうと「密漁」になってしまい、100万円以下の罰金などが科されてしまうこともあります。
なお、「別に持って帰らないけどバケツに入れておく」などもダメですので、注意しましょう。
ルールを守って、楽しく海の生き物を観察してください。
9.「禁止事項」に注意
上で解説の漁業権のほかにも、海には地域ごとに「禁止事項・規制・ルール」などがあります。
伊豆の多くの海では「バーベキュー・火気の使用・キャンプ・魚を突くモリやヤスなどの使用」は「禁止」になっています。
これらは各観光協会や役所のWEBサイトのほか、基本的には現地に案内板などが設置されていることも多いので、確認したうえで磯遊びを楽しんでください。
10.「危険生物」に注意
海には「毒をもっている・噛まれたり刺されたりすると危ない・トゲが危ない」ような生き物もたくさん生息してます。
捕獲する際には、念のために安全性を優先して「たも網」を使うか、手の場合には「マリングローブ」を着用しましょう。
基本的に、危なそうな生き物、よくわからない生き物、知らない生き物には「触らない」ことが重要です。
また、危ない生き物は「岩場・岩の隙間・石の下・海藻の中・砂の中」などに隠れて潜んでいることもよくあります。
そのような場所にむやみに手や足を入れると被害にあう可能性が高くなってしまうので、注意してください。
もし危険生物の被害に遭ってしまった時には、まずは焦らず冷静さを保ちながら速やかに波打ち際から離れるようにしましょう。
体調や怪我の状況が良くない場合には「ライフセーバーに指示を仰ぐ・救護所で正しい処置を受ける・その他の海でも医療機関を受診する」などしてください。
特に、毒のある生物による被害・大怪我・ショック症状などがみられるような場合には、直ちに医療機関で診療を受けたり、救急車を呼ぶなど、早めの対処が必要になる場合もあります。
なお、伊豆の海で出会う可能性のある危険生物は「海水浴の注意点:危険生物のページ」でも紹介していますので、そちらも参考にしてみてください。
危険生物を含め、このページの上にある「(2)よく見る生き物の紹介」でも、磯遊びでよく見る生き物を簡単に紹介しています。
磯遊びではかわいらしい生き物で出会える反面、危ない生き物にも出会ってしまうことに注意しましょう。
東伊豆は、全国的にも有名な「熱海・伊東・伊豆高原」などがあるほか、多彩な観光スポットや温泉宿が点在しています。夏の海水浴だけでなく1年を通して観光旅行にも最適のエリアです。電車移動もできるため、電車旅行でのアクセスも良好です。
南伊豆は、綺麗な砂浜や自然の残された海が多く、サーフィンなどのマリンスポーツをする人にも人気が高いエリアです。電車では東伊豆方面から下田市の伊豆急下田駅まで行くことが可能です。
西伊豆は、派手さや広大さは少ないものの、波が穏やかで落ち着いた海水浴場が多いエリアです。特に小さな子供連れのファミリー旅行に人気が高く、他エリアに比べて道路や海水浴場が混雑しにくいのもポイントです。
伊豆には、綺麗な砂浜から荒々しい磯まで多種多彩な海の景色があります。
当サイトでは綺麗な海水浴場をメインに、旅行中の立ち寄り散策などにもおすすめできる海岸や海辺を「約60ヶ所」ほど紹介しています。
夏シーズンの伊豆の道路は大変混雑する場合があります。時間に余裕を持って早めにご出発されることをおすすめします。
なお、各海水浴場は天候状況・時期・曜日・時間帯・エリア・ライフセーバーや監視員の有無等によって遊泳できない場合もございます。
また、海水浴場ではない海では遊泳が禁止されている海もあります。
遊泳可否の確認のほか、海水浴場・ビーチ・海辺・駐車場・施設・観光・イベント等をご利用の際は、公式・主催者・管理者・観光協会等にて最新情報や詳細を必ずおたしかめください。
東伊豆「熱海市」
東伊豆「伊東市」
東伊豆「東伊豆町」
東伊豆「河津町」
南伊豆「下田市」
南伊豆「南伊豆町」
西伊豆「松崎町」
西伊豆「西伊豆町」
西伊豆「伊豆市・土肥」
西伊豆「沼津市・戸田」
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